雷電海岸(読み)ライデンカイガン

デジタル大辞泉 「雷電海岸」の意味・読み・例文・類語

らいでん‐かいがん【雷電海岸】

北海道南西部にあり、日本海に臨む海岸岩内町から13キロメートルにわたり、観光ルートになっている。ニセコ積丹しゃこたん小樽海岸国定公園一部

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改訂新版 世界大百科事典 「雷電海岸」の意味・わかりやすい解説

雷電海岸 (らいでんかいがん)

北海道南西部,日本海に面する後志(しりべし)支庁岩内(いわない)町から蘭越町にかけての岩石海岸雷電山山麓が海に落ち込む断崖絶壁の続く難所で,山道は1856年(安政3)に岩内と磯谷の場所請負人により開削されたが,海岸沿いの道は1963年に開通した。付近に温泉も湧出し,観光地として急速に開発された。海岸線は海食崖や雷電岬刀掛岩など源義経伝説にまつわる奇岩が多く,また雷電温泉(セッコウ泉,58℃)もあり,ニセコ積丹(しやこたん)小樽海岸国定公園に含まれている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「雷電海岸」の意味・わかりやすい解説

雷電海岸
らいでんかいがん

北海道西部、渡島(おしま)半島基部の日本海に臨む海岸。後志(しりべし)総合振興局管内の岩内町(いわないちょう)から寿都町(すっつちょう)にまたがる。安山岩からなる雷電山(1212メートル)の山麓(ろく)が断崖(だんがい)絶壁をなして海に臨み、長く陸の孤島であったが、国道229号が12年の難工事を経て1963年(昭和38)開通した。ニセコ積丹小樽(しゃこたんおたる)海岸国定公園の一部で、雷電峠や雷電岬、弁慶の刀掛岩などの景観に加えて、雷電温泉があり、キャンプや磯釣り適地となっている。

[瀬川秀良]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雷電海岸」の意味・わかりやすい解説

雷電海岸
らいでんかいがん

北海道西部,寿都町から岩内町にいたる日本海に面する海岸。雷電山 (1212m) の西北麓が日本海に没するところにあたり,かつては交通上の難所として知られた。安山岩質の岩石海岸で各所に滝などが落下する。義経伝説のある刀掛岩は有名。ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属する。

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