捻出(読み)ネンシュツ

デジタル大辞泉 「捻出」の意味・読み・例文・類語

ねん‐しゅつ【捻出/×拈出】

[名](スル)
知恵をしぼって考え出すこと。「新しいアイデアを―する」
やりくりして、金銭時間などをつくること。「旅費を―する」「時間を―して後輩に会う」
[類語]やりくり切り盛り金繰り工面都合算段まかなう繰り合わせ融通

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捻出」の意味・読み・例文・類語

ひねり‐だ・す【捻出】

〘他サ五(四)〙
① さまざまに考えをめぐらして案を出す。工夫して作り上げる。やっとつくり出す。また、適当につくり出す。ひねってつくり出す。
※古活字本荘子抄(1620頃)一「此人のかた端ても堯舜をひねりたさんぞ」
② 工面(くめん)して費用を調える。むりに金銭を都合する。

ひねり‐いだ・す【捻出】

〘他サ四〙 =ひねりだす(捻出)
土左(935頃)承平五年二月一日「舟君のからくひねりいだして、よしとおもへることを」

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普及版 字通 「捻出」の読み・字形・画数・意味

【捻出】ねんしゆつ

捻り出す。

字通「捻」の項目を見る

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