日本白色種(読み)にほんはくしょくしゅ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本白色種」の意味・わかりやすい解説

日本白色種
にほんはくしょくしゅ

哺乳(ほにゅう)綱ウサギ目ウサギ科の動物カイウサギの1品種で、日本ではもっとも多く飼育されている。毛色は白で、アルビノ(白化型)である。起源は明らかでないが、明治初期に輸入された外来種と日本在来種との混血によってできたと考えられる。毛皮と肉を利用する兼用種として優秀な品種である。

[澤崎 徹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本白色種」の意味・わかりやすい解説

日本白色種
にほんはくしょくしゅ

日本で最も多く飼育されている白色うさぎ。起源は明らかでないが,明治初期に養兎が流行した時代に輸入された外来種と在来種との混血によって生じたものと考えられている。その頃は体型がそろっておらず,大型のものをメリケン,中型をイタリアン,小型を南京と呼んでいたが,現在は統一して日本白色種と名づけられ,体型も比較的にそろっている。毛皮と肉の兼用種で,毛皮の質と大きいことで世界的に名声を博している。

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