アルビノ(その他表記)albino

翻訳|albino

デジタル大辞泉 「アルビノ」の意味・読み・例文・類語

アルビノ(albino)

先天的にメラニン色素が欠乏した人。白化はっかした動物白子しらこ白化個体

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共同通信ニュース用語解説 「アルビノ」の解説

アルビノ

遺伝子突然変異などでメラニン色素が欠如する疾患。「先天性白皮症」とも呼ばれる。アルビノ患者の団体「アンダー・ザ・セイム・サン」(本部カナダ)によると、欧米では約1万7千~2万人に1人だが、タンザニアでは約1400人に1人と多い。視覚障害ほか紫外線に弱く皮膚がんになりやすい。(モロゴロ共同)

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精選版 日本国語大辞典 「アルビノ」の意味・読み・例文・類語

アルビノ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] albino ) 皮膚毛髪、眼などに色素の生じない個体。多くは病理的原因によらず、遺伝的に決まるものをいう。ヒトにもある。シマヘビの白化した白蛇が有名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルビノ」の意味・わかりやすい解説

アルビノ
albino

白化型と訳す。また白子 (しろこ,しらこ) ともいう。色素欠乏のため白色または著しい淡色となった動物個体。体を暗色にする色素は,アミノ酸の一種チロシンが変化,重合して生じるメラニンであり,アルビノが生じるのは,この反応経路の一部分にある酵素チロシナーゼの作用がそこなわれていることによる。酵素欠損は遺伝的であり,カイウサギ,シロネズミなどではアルビノが飼育品種として確立している。アルビノ個体では眼の色素も欠けるので,網膜などの血液の色を反映して瞳孔が赤い。冬になると白色化する動物 (たとえばユキウサギ) もあるが,これらは,眼は黒いまま,また耳端など体の一部分が着色したまま残っていることもある。伝承などで特別視される白牛,シロヘビなどもアルビノ動物である。人間にもアルビノはみられ,強光のまぶしさに対して敏感である,短時間日光にさらされただけで強い日焼けを起し,皮膚癌の発生率も高いなどのハンディキャップがある。アルビノの遺伝形式は,単純な劣性メンデル式遺伝子によると考えられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルビノ」の意味・わかりやすい解説

アルビノ
あるびの

先天性白皮症

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世界大百科事典(旧版)内のアルビノの言及

【白子】より

…〈しらこ〉とも読み,アルビノともいう。先天的に皮膚,毛髪,目などのメラニン色素を欠いた動物個体をいう。…

※「アルビノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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