デジタル大辞泉
「本舞台」の意味・読み・例文・類語
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ほん‐ぶたい【本舞台】
〘名〙
① 歌舞伎の劇場で、花道・付舞台に対して、左右大臣柱の間で、芸の演じられる中心の舞台。もと、三間四方の
能舞台を襲用したので舞台が広くなった後も「本舞台三間の間」という表現を慣用した。
※歌舞伎・
心中鬼門角(1710)上「是より本ふたいへ行 常之丞内へ入」
② 地方の舞台に対して中央都市の舞台、転じて、本来的な舞台。
檜舞台。
※
役者論語(1776)賢外集「右近宇兵衛といふ
役者、旅にて
所作事の上手、後に京本舞台へ出たり」
※夢声戦争日記〈
徳川夢声〉昭和一七年(1942)四月一日「道具調べだけで、いきなり本舞台という事になる」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報