灰石(読み)ハイイシ(英語表記)ashstone

デジタル大辞泉 「灰石」の意味・読み・例文・類語

はい‐いし〔はひ‐〕【灰石】

火砕流堆積物に由来する、一部が再び溶けたような組織をもつ火山砕屑岩さいせつがん。暗灰色をし、阿蘇山鹿児島湾付近にみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「灰石」の意味・読み・例文・類語

はい‐いし はひ‥【灰石】

〘名〙 高温火山灰が厚く堆積し、内部が熔結したもの。特に、九州阿蘇火山や鹿児島湾岸の火山のものをいう。

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岩石学辞典 「灰石」の解説

灰石

日本に産出するイグニンブライト一種阿蘇熔岩と呼ばれているものである[Matsumoto : 1937, Williams : 1941].火山灰が固化したものをいう[Shrock : 1948].九州の阿蘇,姶良,阿多などのカルデラに関係した大規模な火砕流堆積物に使用される[地学団体研究会 : 1996].

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