紫草(読み)ムラサキグサ

デジタル大辞泉 「紫草」の意味・読み・例文・類語

むらさきぐさ【紫草】

今井邦子歌集。昭和6年(1931)刊行

むらさき‐そう〔‐サウ〕【紫草】

多年草ムラサキ別名

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精選版 日本国語大辞典 「紫草」の意味・読み・例文・類語

むらさき‐ぐさ【紫草】

〘名〙 植物ふじ(藤)」の異名。また、その花の異称
蔵玉集室町)「二季草 藤〈略〉紫草 同 〈天智天皇詠出〉松かえの緑もみえすかかりけり紫草の色のてこさよ」

むらさき‐そう ‥サウ【紫草】

〘名〙 植物「むらさき(紫)」の異名。

し‐そう ‥サウ【紫草】

〘名〙 植物「むらさき(紫)」の慣用漢名。〔落葉集(1598)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「紫草」の解説

紫草 (ムラサキ・ムラサキソウ)

学名Lithospermum officinale subsp.erythrorhizon
植物。ムラサキ科の多年草,園芸植物,薬用植物

紫草 (ムラサキグサ)

植物。マメ科の落葉つる性低木,園芸植物,薬用植物。フジ別称

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世界大百科事典(旧版)内の紫草の言及

【ムラサキ(紫)】より

…地下には太い根があり,この根から紫色の染料シコニンshikoninがとれる。紫草染はムラサキの根の滲出液(しんしゆつえき)と灰汁とに,交互に布をつけて行う。染めあがるまで数日を要するが,日光によって退色しやすい。…

※「紫草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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