色名の一つ。萌葱、萌木とも書かれる。黄色みがかった緑色。平安時代以降、公家(くげ)階級に用いられた色名で、自然の風物になぞらえたものの一つ。襲色目(かさねいろめ)の、表地と裏地の組合せの萌黄で、表裏とも萌黄。衣の組合せで萌黄の匂(にお)いは、上が薄く、下にしだいに濃くなる、萌黄の衣を5枚とその下に紅(くれない)の単(ひとえ)を着る配色である。鎧(よろい)の威(おどし)で、萌黄の匂いは、上段が濃く、下にしだいに薄くなり、萌黄裾濃(すそご)は、逆に上段が薄く、下にしだいに濃くなる配色である。萌黄に染めるには、黄蘗(きはだ)または苅安(かりやす)で黄色に下染めしてから、藍(あい)染めをかけるか、先に藍染めしてから黄色染めをする方法がとられる。
[高田倭男]
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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