電子証明書(読み)デンシショウメイショ

デジタル大辞泉 「電子証明書」の意味・読み・例文・類語

でんし‐しょうめいしょ【電子証明書】

インターネット電子商取引などで、個人法人存在信頼性正当性を保証する証明書偽造や不正利用を防ぐため、暗号などのセキュリティー技術が用いられる。証明書を発行する機関認証局という。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「電子証明書」の解説

電子証明書

インターネットでデータの偽造やなりすましを防ぐための証明書。主に、公開鍵暗号化通信でデータの暗号化に使う公開鍵が本物であることを証明するために、認証局(CA)によって発行されるものを指す。公開鍵証明書ともいう。電子証明書には、偽造されないように電子署名が添付される。SSL暗号化通信を利用しているオンラインショップサイトの場合、電子証明書によってショップサイトが実在することを証明する。決済の手続きでは、ショップ側からユーザーWebブラウザーに電子証明書付きの公開鍵が送信される。ユーザー側のWebブラウザーは、この公開鍵を使って秘密鍵を暗号化し、ショッピングサイトに送信する。これにより、お互いが秘密鍵を持つことで通信の安全性が保たれる。日本では、個人の身分証明書としても電子証明書が利用されており、住民基本台帳カードに電子証明書を記録することで、オンラインによる納税などができる。

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IT用語がわかる辞典 「電子証明書」の解説

でんししょうめいしょ【電子証明書】

インターネットを通じてやり取りされるデータの正当性を保証する電子的な証明書の総称認証局により発行され、電子署名と合わせて、データの作成者が誰なのかを示し、データが改ざんされていないことを保証する。◇「デジタル証明書」ともいう。

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