高師英(読み)こうのもろひで

朝日日本歴史人物事典 「高師英」の解説

高師英

生年生没年不詳
室町時代武将。師有の子。土佐守。山城国,佐渡国守護。父師有は足利直義派に属し,観応の擾乱後,関東に下向して鎌倉府に出仕して,康安1/正平16(1361)年からほぼ2年にわたって鎌倉府の執事を勤める。ために師英は鎌倉にいたが,のちに上洛して応永11(1404)年から山城国守護となり,さらに土佐国の守護に補された。

(伊藤喜良)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高師英」の解説

高師英 こうの-もろひで

?-? 南北朝-室町時代の武将。
高師有(もろあり)の子。高師秋(もろあき)の孫。鎌倉から京へでて,将軍足利義満の近習となる。応永11年(1404)から21年まで山城(京都府)の守護をつとめた。のち佐渡(新潟県)の守護になったともいわれる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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