鼻薬(読み)ハナグスリ

デジタル大辞泉 「鼻薬」の意味・読み・例文・類語

はな‐ぐすり【鼻薬】

鼻の病気治療に用いる薬。
子供をなだめすかすために与える菓子など。
ちょっとした賄賂わいろ。袖の下。「鼻薬をきかせる」
[類語](3裏金賄賂まいない袖の下リベートコミッション贈賄収賄実弾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鼻薬」の意味・読み・例文・類語

はな‐ぐすり【鼻薬】

〘名〙
① 鼻の病気に用いる薬。
② (子どもが鼻を鳴らして泣くのを止める薬というところから) 子どもに与える菓子の類。
※雑俳・ぎんかなめ(1729)「見目の能い子に人置の鼻薬」
小額の賄賂(わいろ)
※俳諧・広原海(1703)四「盛る香は彌陀隠居の鼻薬」
※開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二「役人どもが袖の下の進物や鼻薬(ハナグスリ)に目を眩し」

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