袖萩祭文(読み)ソデハギサイモン

精選版 日本国語大辞典 「袖萩祭文」の意味・読み・例文・類語

そではぎさいもん【袖萩祭文】

  1. 浄瑠璃「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」三段目の通称。安倍貞任の妻袖萩が盲人の非人となり、祭文を語る場面がある。安達三(あださん)

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「袖萩祭文」の解説

袖萩祭文
(通称)
そではぎざいもん

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
奥州安達原
初演
宝暦13.2(江戸森田座)

袖萩祭文
そではぎざいもん

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
明治33.9(東京浅草座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の袖萩祭文の言及

【奥州安達原】より

…なかでも優れた場面は,二段目切〈文治住家〉,三段目切〈環宮明(あき)御殿〉,四段目切〈一つ家〉である。本曲初演の翌年2月,江戸森田座で上演されてから,歌舞伎でも今日までしばしば復演され,ことに三段目切は,通称《袖萩祭文(そではぎさいもん)》《安達三(あださん)》と呼ばれ,文楽,歌舞伎とも流行演目になっている。雪の中を盲人の袖萩が娘のお君に手を引かれてたどりつきながら,親子と名のれず,祭文に事寄せて切なる思いを述べる舞台は,劇的効果に優れた見どころである。…

※「袖萩祭文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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