《袖萩祭文》(読み)そではぎさいもん

世界大百科事典(旧版)内の《袖萩祭文》の言及

【奥州安達原】より

…なかでも優れた場面は,二段目切〈文治住家〉,三段目切〈環宮明(あき)御殿〉,四段目切〈一つ家〉である。本曲初演の翌年2月,江戸森田座で上演されてから,歌舞伎でも今日までしばしば復演され,ことに三段目切は,通称《袖萩祭文(そではぎさいもん)》《安達三(あださん)》と呼ばれ,文楽,歌舞伎とも流行演目になっている。雪の中を盲人の袖萩が娘のお君に手を引かれてたどりつきながら,親子と名のれず,祭文に事寄せて切なる思いを述べる舞台は,劇的効果に優れた見どころである。…

※「《袖萩祭文》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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