三段目(読み)サンダンメ

デジタル大辞泉 「三段目」の意味・読み・例文・類語

さんだん‐め【三段目】

浄瑠璃の3番目の段。五段からなる1曲を通じて最も重要な部分とされる。
番付の三段目に書かれることから》相撲で、幕下次位序二段上位

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精選版 日本国語大辞典 「三段目」の意味・読み・例文・類語

さんだん‐め【三段目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 五段形式の浄瑠璃の第三番目の段。一曲中もっとも重要な語り場。ほとんど義理人情のからみ合った悲劇的場面が設けられる。転じて、大切なところ。肝要なこと。悲劇的なこと。
    1. [初出の実例]「序の始まりは籬が役、肝腎の三段目は、取付け引付おっしゃれや」(出典:浄瑠璃・新うすゆき物語(1741)上)
  3. 歌舞伎下座音楽の一つ。時代狂言で早間のせりふや急速な人物出入りに用いる合方で、大小鼓を打ちはやす。三段目合方。
  4. 相撲で、力士階級を示した番付けの三段目に名をのせられた力士。幕下の次位、序二段の上。
    1. [初出の実例]「此間は三段目の角力(すまふ)を投げたなどと賞められましたから」(出典真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝五四)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三段目」の意味・わかりやすい解説

三段目
さんだんめ

相撲の番付の上から三段目の地位雪駄を履くことが許される。定員は 200人。

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