アイ・イ

普及版 字通 「アイ・イ」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] アイ・イ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(えい)。〔説文七下に「劇聲なり」とあり、疾痛にうめく声であるという。〔説文〕三下殳部に「ちて中(あた)る聲なり」とするが、(医)の初文とみるべき字。矢は呪矢。これを撃ち、呵声を発して治療をするので、その声をいう。

[訓義]
1. うめくこえ。
2. つかれる。

[古辞書の訓]
字鏡集 アクビ・ツカル

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アイ・イ」の意味・わかりやすい解説

アイイ
Ailly, Pierre d'

[生]1350. コンピエーニュ
[没]1420.9.9.
フランスの枢機卿,神学者。動乱期のカトリック教会の内部からの教会改革の首唱者。フス死刑に定めたコンスタンツ公会議 (1414~18) で活躍し,1416年には『教会改革論』 Tractatus super reformationes ecclesiaeを出した。また異端追及の鋭さゆえに,「異端者への鉄槌」ともあだ名された。教会論や公会議優位論を述べた彼の神学説は,のちのプロテスタントにいたるまで多くの影響を与えたが,カトリックからは異端説とされている。哲学においてはオッカム的唯名論に立ち,後年ルターに影響を与えた。自然科学にも興味をいだき,西方への航海によりインドへ達しうると説いた『世界像』 Imago mundiは,コロンブスに影響を与えた。

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