20世紀西洋人名事典 「アウグストヤコブソン」の解説
アウグスト ヤコブソン
August Yakobson
1904 - 1963
ソ連(エストニア)の劇作家,小説家。
元・エストニア社会主義共和国最高会議議長,元・ソ連邦最高会議副議長。
別名August Jakobson,Ávgust M. Ýakobson。
1950〜58年エストニア社会主義共和国最高会議議長、’54年ソ連邦最高会議副議長を歴任。初め小説家として出発したが、戦後、祖国の反ファシズム闘争を主題にした戯曲「城塞の中の生活」(’46年)およびエストニアの革命運動を高揚した戯曲「戦争なき戦い」(’47年)でスターリン賞を受賞し、劇作家としての地位を確立した。他の作品に小説「貧しい人間の部落」(’27年)、戯曲「ふたつの陣営」(’48年)、「昼と夜の堺で」(’50年)、「ネブラスカからきた守りの天使」(’53年)、「冬至」(’57年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報