日本大百科全書(ニッポニカ) 「アカミズキ」の意味・わかりやすい解説 アカミズキあかみずき / 赤水木[学] Wendlandia formosana Cowan アカネ科(APG分類:アカネ科)の常緑性小高木。高さ7~8メートル。枝の先に円錐(えんすい)花序をつけ、多数の小さな白色花を開く。果実は球形で裂開し、わずかに翼がある小さい種子を出す。奄美(あまみ)大島から石垣島、西表(いりおもて)島にかけて分布し、さらに台湾、中国南部にも生育し、二次林に生える。名は樹皮が褐色で樹形がミズキに似ることによる。アカミズキ属はアジアの熱帯から亜熱帯に約70種分布するが、分類のむずかしい群である。[福岡誠行 2021年5月21日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例