アクロン(その他表記)Akron

デジタル大辞泉 「アクロン」の意味・読み・例文・類語

アクロン(Akron)

米国オハイオ州北東部の都市クリーブランドの南約50キロメートル、オハイオエリー運河沿いに位置する。19世紀末から20世紀初頭にかけてタイヤメーカーが相次いで創業し、ゴム工業発展近年は合成樹脂関連の企業が集まるポリマーバレーの中心地となった。アクロン大学が所在

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改訂新版 世界大百科事典 「アクロン」の意味・わかりやすい解説

アクロン
Akron

アメリカ合衆国オハイオ州北東部の工業都市。人口21万0795(2005)。ゴム製造世界一を誇る。1871年,ベンジャミングッドリッチ最初のゴム工場を建設し,その後,自動車産業の発展と共に一大成長をとげ,この地域で世界の生ゴム生産量の約40%を使用するにいたった。ファイヤストーン,グッドイヤー,グッドリッチなどのタイヤ工場があり,全米少年少女手作り自動車(モーターはない)競技大会All-American Soap Box Derbyが毎年8月開催される。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクロン」の意味・わかりやすい解説

アクロン
Akron

アメリカ合衆国,オハイオ州北東部の都市。起源は 1825年。クリーブランドの南約 50kmに位置する。地名ギリシア語で「高いところ」という意で,オハイオ川水系側と五大湖水系側に分水する位置にある。 30年のオハイオ=エリー運河の完成,および 40年のピッツバーグ-アクロン間の運河の完成が,鉄道開通までの工業都市アクロンの発展を助けた。 71年に起った小規模なゴム工業は,20世紀初期 (1910~20) の自動車登場時に大発展し,「世界のゴムの都」として知られるにいたった。軍用飛行機,塗料,ゴム関連などの工場が多数立地する。アクロン美術館,アクロン大学 (前身は 1870創立のバッチェル・カッレジ) がある。人口 19万9110(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アクロン」の意味・わかりやすい解説

アクロン
あくろん
Akron

アメリカ合衆国、オハイオ州北東部の工業都市。人口21万7074(2000)。合衆国東岸と中西部地域とを結ぶ重要な中継地で、交通の要衝。合衆国でも最大の規模のトラック・ターミナル都市であるとともに、世界的なゴム工業都市としても有名で、大手のゴム会社の多くがここにオフィスや工場をもつ。都市の発展は、1869年、B・F・グッドリッチがここに最初のゴム工場を建設したことに始まり、1910年以降の自動車工業の発展がさらに市場拡大に拍車をかけた。重機械、プラスチック、ミサイルなど、各種工業も盛んである。教育・文化施設も多く、アクロン大学がその中心。付近には湖が多く、行楽地としてにぎわう。

[作野和世]

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百科事典マイペディア 「アクロン」の意味・わかりやすい解説

アクロン

米国,オハイオ州の工業都市。グッドイヤーをはじめとする世界最大の合成ゴム工業都市で,デトロイトを中心とする自動車工業地帯の一環。19万9110人(2010)。

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デジタル大辞泉プラス 「アクロン」の解説

アクロン

ライオンが製造、販売する洗濯用液体合成洗剤の商品名。蛍光剤、漂白剤無配合で液性は中性。毛・綿・絹・麻・合成繊維用。フローラルブーケ、グリーンリラックスの香りがある。

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