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アスベスト被害

共同通信ニュース用語解説 「アスベスト被害」の解説

アスベスト(石綿)被害

石綿極細繊維からなる天然鉱物。安価で断熱性や耐火性に優れ、高度経済成長期建築材料に広く使われた。だが粉じんを吸い込むと、じん肺肺がん、中皮腫の原因になることが分かり、規制が進んだ。潜伏期間は数十年に及び「静かな時限爆弾」と呼ばれる。2005年、兵庫県尼崎市にあるクボタ旧神崎工場の元従業員らの健康被害が発覚し、社会問題化。元工場労働者らの訴訟で14年、元建設労働者らの訴訟で21年、最高裁がそれぞれ国の賠償責任を認めている。

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アスベスト(石綿)被害

石綿は極細繊維からなる天然鉱物。安価で断熱性や耐火性に優れ、建築材料に広く使われたが、粉じんを吸い込むと肺がんの他、胸膜腹膜にある細胞のがん「中皮腫」の原因になることが分かり、規制が進んだ。潜伏期間が数十年に及ぶ一方、発症すると多くは数年で死亡するため「静かな時限爆弾」と呼ばれる。2005年、兵庫県尼崎市のクボタ旧神崎工場の従業員や周辺住民に健康被害が出ていたことが判明石綿健康被害救済法施行につながった。

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知恵蔵 「アスベスト被害」の解説

アスベスト被害

1960年代〜80年代にかけて広く使われたアスベスト(石綿)による被害。2006年3月、石綿被害者救済法(石綿新法)が施行された。アスベストは断熱材などの建材のみならず、トースターなどの住居品、ベビーパウダーなどの保健衛生品など日用品に多用されていることから、安全性などに関する問い合わせが消費生活センターに急増した。アスベスト回収を口実とした不審な改修事業者の住宅訪問なども出現して問題化している。

(篠崎悦子 ホームエコノミスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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