山川 世界史小辞典 改訂新版 「アッシュル・バニパル」の解説
アッシュル・バニパル
Aššur-banipal
(在位前669/前668~前627)
アッシリア王。エジプト遠征中に没した父王エサルハドンのあとを継いで即位。エジプト,エラムを征服してアッシリアの最大版図を築いたが,一方で前652年に始まった,おそらく異母兄弟のバビロニア王との戦いにより,国力は疲弊した。晩年彼が建設したニネヴェの王宮付属図書館には,のちのアッシリア学の基礎となる貴重な文献が所蔵されていた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報