アデニル酸キナーゼ(読み)アデニルさんキナーゼ(その他表記)adenylate kinase

改訂新版 世界大百科事典 「アデニル酸キナーゼ」の意味・わかりやすい解説

アデニル酸キナーゼ (アデニルさんキナーゼ)
adenylate kinase

ATP消費によって生じたAMPADPの再利用に関与するきわめて安定酵素。ATP+AMP⇄2ADPという可逆反応を触媒する。ミオキナーゼmyokinaseとも呼ばれ,筋肉腎臓微生物等で発見されており,ミトコンドリア外膜内膜の間の空間に存在すると考えられている。筋肉の活動によってADPが蓄積したときにこの酵素の働きでATPとAMPが生成し,AMPが解糖系の活性を刺激しATPの生産を促進する。
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栄養・生化学辞典 「アデニル酸キナーゼ」の解説

アデニル酸キナーゼ

 [EC2.7.4.3].ミオキナーゼともいう.2ADP→AMP+ATPの反応を触媒する酵素.骨格筋に多い.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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