ニューギニア島の北東方,西南太平洋ビズマーク諸島に含まれ,ラバウルの北西約600kmに位置する。パプア・ニューギニア国マヌス州に属する,面積1943km2の火山島群で,主島マヌスをランブティオなどの16余りの小島が取り囲む。人口2万6000(1980)。中心はマヌス島北東岸のロレンガウLorengau。コプラが主産物で,ほかにココア,ゴムなども栽培され,漁業,林業も有望である。1616年,オランダの航海者スハウテンとル・メールJ.Le Maireが発見。ドイツ,オーストラリア領を経て,第2次大戦中には日本軍が占領(1942-44)した。1975年,パプア・ニューギニアの一部として独立。
執筆者:小林 繁樹
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