20世紀西洋人名事典 の解説
アナンタ・トゥル プラムディア
Ananta Toer Pramoedya
1925 -
インドネシアの作家。
ジャワ島生まれ。
日本占領下は同盟通信社の記者として働き、独立戦争に参加。1947〜49年獄中で創作を開始。「ゲリラの家族」(’51年)、「夜市のようにではなく」(’51年)、「ブロラ物語」(’52年)等を発表、「45年世代」の象徴的作家となる。次第に社会主義に傾斜、インドネシア共産党の文化運動の理論的中心となり’65年「九月三〇日事件」で政治犯としてブル島に流刑。’79年釈放後四部作の歴史小説「人間の大地」、「すべて民族の子」、「足跡」、「ガラスの家」を刊行、ベストセラーとなる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報