アパブランシャ語(読み)アパブランシャご(英語表記)Apabhramśa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アパブランシャ語」の意味・わかりやすい解説

アパブランシャ語
アパブランシャご
Apabhramśa

後期プラークリット語総称民衆の日常語から,7世紀頃文章語として確立した新しいプラークリット語で,それ以後,12世紀頃にインド=アーリア語派の各近代語が成立しはじめるまでの状態をさす。文法家は 277種類あるとするが,主要なものとしては,ナーガラ,ブラーチャダ,ウパナーガラの3種である。インド古典の詩人たちの条件として,サンスクリット,プラークリットとともに,アパブランシャを駆使できることがあげられている (→サンスクリット文学 ) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android