アフィノゲーノフ
Aleksandr Nikolaevich Afinogenov
生没年:1904-41
ソ連邦の劇作家。モスクワ・ジャーナリズム大学在学中(1923)から劇作を始め,ドイツ軍のモスクワ空襲で亡くなるまでに二十数本の戯曲と多くの評論を書いた。ロシア・プロレタリア作家協会(ラップ)の演劇セクションの書記として〈弁証法的唯物論メソード〉という教条主義的演劇論を唱えたり,図式的作品を発表したこともあるが,代表作として今日も評価されている《ダリョーコエ》(1935初演),《マーシェンカ》(1941初演)等は抒情性豊かな心理劇で,後のソ連の写実的心理劇の発達に影響を与えた。学界の階級闘争を描いた《恐怖》(1931初演)などがある。
執筆者:佐藤 恭子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
Sponserd by 
アフィノゲーノフ
Afinogenov, Aleksandr Nikolaevich
[生]1904.4.4. リャザン,スコピン
[没]1941.10.29. モスクワ
ソ連の劇作家。 1924年モスクワ・ジャーナリスト大学卒業。初期の戯曲には文化団体「プロレトクリト」の影響がみられるが,『狼の路』 Volch'ya tropa (1928) 以降その図式主義を克服し,人物像の心理的掘り下げとリアルな描写を目指した。代表作に『変わり者』 Chudak (29) ,『恐怖』 Strakh (30) ,人情喜劇『マーシェンカ』 Mashen'ka (40) がある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
アフィノゲーノフ
あふぃのげーのふ
Алексаидр Николаевич Афиногенов/Aleksandr Nikolaevich Afinogenov
(1904―1941)
ソ連の劇作家。1924年に処女戯曲を発表。初期の戯曲には類型的人物が描かれていたが、新旧世代の思想問題を扱った『変人』(1929)、『恐怖』(1930)、『嘘(うそ)』(1933)は鋭く人間心理を追究している。スペイン市民戦争(スペイン内戦)を描いた『スペインよ、乾杯!』(1936)があり、叙情的な青春劇『マーシェンカ』(1940)は劇界の人気レパートリーの一つ。空襲で爆死。
[中本信幸]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 