アフマドナガル(その他表記)Ahmadnagar

デジタル大辞泉 「アフマドナガル」の意味・読み・例文・類語

アフマドナガル(Ahmadnagar)

インド西部、マハラシュトラ州都市ムンバイの東約200キロメートルに位置する。15世紀末、アフマド=ニザム=シャーが建てたアフマドナガル王国の都として栄えた。16世紀建造の要塞ほか宮殿イスラム寺院などが残っている。アーメドナガルアーマドナガル。アフメドナガル。

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改訂新版 世界大百科事典 「アフマドナガル」の意味・わかりやすい解説

アフマドナガル
Ahmadnagar

インド,マハーラーシュトラ州西部の古都。人口30万7455(2001)。アーマドナガルとも呼ばれる。デカン高原上の交通要衝にあたり,綿花などの農産物を集散する。市はアーマド・ニザームシャー・バハリにより15世紀末に建設された。16世紀を通じてアフマドナガル王国首都として栄えたが,ムガル朝下に征服された。18世紀中期以後,マラーター同盟の重要な根拠地となった。要塞は,英領下には政治犯監獄として利用された。
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山川 世界史小辞典 改訂新版 「アフマドナガル」の解説

アフマドナガル
Ahmadnagar

インド,デカン地方西部にあった王国およびその首都の名。現存都市の名でもある。1490年,アフマド・ニザーム・シャーが,バフマニー朝支配から独立して興した。ビージャープルゴールコンダ王国と並んで,16世紀デカンの強国の一つであったが,1633年シャー・ジャハーンの軍に敗れて,ムガル帝国に併合された。1760年にはマラーター勢力の,1803年にはイギリス人支配下に入った。

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