化学辞典 第2版 「アミジン」の解説
アミジン
アミジン
amidine
RC(=NH)-NH2の構造をもつ化合物(Rは炭化水素基).塩基性が強く,遊離の状態では不安定で,容易にアンモニアと酸アミドとに加水分解される.イミノエーテル塩酸塩(a)にアンモニアを作用させると(b)の構造をもつアミジン塩酸塩を得る.ピリミジン,イミダゾール,オキサゾールなどの複素環化合物の合成原料として重要である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報