2013年1月16日、アルジェリア南部イナメナスの天然ガス採掘施設で発生し、日本人10人を含む39人が犠牲となった人質事件。国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織Al-Qaeda in the Islamic Maghreb(AQIM)」の元幹部とされるアルジェリア人のベルモフタールMokhtar Belmokhtar(1972―2013?)率いる30人ほどの武装グループが、プラントから出てきたバスを襲撃、その後プラント内の居住区域に押し入り、大手プラント建設会社「日揮」(本社、横浜市)の日本人社員を含む100人以上を人質に取って立てこもった。武装グループのねらいは外国人であり、襲撃当初から複数の外国人が殺害された。