日揮(読み)にっき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日揮」の意味・わかりやすい解説

日揮
にっき

エンジニアリング会社。 1928年実吉雅郎により日本揮発油として設立当初石油製品の製造,販売,輸出入を手がけていたが,38年アメリカのユニバーサル・オイル・プロダクツからイソオクタン製造法の特許を買取りエンジニアリング会社として再出発。 55年に出光興産・徳山製油所建設工事のゼネラルコントラクターに選定され発展した。その後,プラント輸出に乗出し,67年には使用済核燃料再処理工場の設計を受注し,原子力産業分野にも進出した。 76年現社名に変更。主たる事業は石油精製工事,石油化学工事,ガス・鉄鋼・化学工事,原子力工事など。売上構成比は,ガス処理 34%,化学 19%,石油 23%,一般製造設備 13%,原子力5%,社会開発5%。年間売上高 3902億 8300万円 (連結。うち海外事業 74%) ,資本金 195億 5700万円,従業員数 2359名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日揮」の解説

日揮

正式社名「日揮株式会社」。英文社名「JGC CORPORATION」。建設業。昭和3年(1928)「日本揮発油株式会社」設立。同51年(1976)現在の社名に変更。横浜本社は横浜市西区みなとみらい。エンジニアリング会社。各種プラント・施設の計画・設計・建設を手がける。石油精製・石油化学などの大型プラントに実績。海外事業に積極的。東京証券取引所第1部上場。証券コード1963。

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