20世紀西洋人名事典 「アルバンベルク」の解説
アルバン ベルク
Alban Berg
1885.2.9 - 1935.12.24
オーストリアの作曲家。
ウィーン生まれ。
少年期から独学で作曲を試み、1900〜02年に10曲の歌曲を書く。’04年これらの曲を兄がシェーンベルクにみせたことから、彼の門下に加わる。’05年師のもとで、初の作品歌曲「部屋で」を作曲。’07年シェーンベルク門下生の作品発表の夕べが正式デビューとなる。作品は’10年師のもとでの学習を終えたところまでを第1期とし、’10〜22年の無調作品の時代を第2期。’23〜35年は本格的な十二音技法を採用した作風となっている。代表作に20世紀オペラの傑作「ウォツェック」(’25年初演)、「ルル」(未完)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報