20世紀西洋人名事典 「アルブレヒトゲース」の解説
アルブレヒト ゲース
Albrecht Goes
1908.3.22 -
ドイツの作家,牧師。
ランゲンボイティンゲン生まれ。
牧師の子として生まれ、ベルリン大学、チュービンゲン大学で神学を学ぶ。1930年よりヴュルテンベルク地方で牧師を務めた後、’53年以後教会を退き、作家活動に専念する。第二次世界大戦での従軍牧師の体験小説「焔のいけにえ」(’54年)、「銀のスプーン」(’65年)などの作品によって戦争の非人間性を訴えた。作品はほかに戯曲、詩集、説教集など各分野にわたり、同郷の先輩メーリケを思わせる叙情性、独特のキリスト教的人間性の格調が高いと評価される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報