20世紀西洋人名事典 「アルマンサラクルー」の解説
アルマン サラクルー
Armand Salacrou
1899.8.9 - 1989.11.23
フランスの劇作家。
フランス著作家・作曲家組合会長。
ルーアン生まれ。
薬剤師の息子に生れる。パリで医学、哲学、法学を修め、「ユマニテ」の記者となる。映画助監督をした後、アトリエ座に入った。戦前の前衛劇を代表する劇作家になり、戦後は社会性の強い作品を発表したが、1960年代以降は第1線から遠のいた。フランス演劇界の最長老の一人で、’49年以来アカデミー・ゴンクール会員である。主な作品に戯曲「自由な女」(’30年)、「アラスの見知らぬ女」(’35年)、「怒りの夜」(’46年)、「デュラン大通り」(’60年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報