日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルー諸島」の意味・わかりやすい解説 アルー諸島あるーしょとうKepulauan Aru インドネシア、アラフラ海にある諸島。ニューギニア島西イリアンの南方140キロメートルにあり、主島タナブサール島(旧名ウォカム島)をはじめトランガン島、コブロール島、コバ島、マイコール島などの島々が密集し、島と島の間は水路となっている。面積8600平方キロメートル、人口約2.9万。全島低平で密林に覆われ、主産物は真珠貝とべっこうでともに古くから知られる。中心集落はタナブサール島の西隣のワマル島にあるドボで、海産物の集散地となっている。住民はおもにパプア系種族である。[上野福男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例