アレクサンドル3世橋(読み)あれくさんどるさんせいきょう(英語表記)Pont Alexandre Ⅲ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アレクサンドル3世橋」の意味・わかりやすい解説

アレクサンドル3世橋
あれくさんどるさんせいきょう
Pont Alexandre Ⅲ

パリ市内アンバリッド(廃兵院)付近にあるセーヌ川に架けられた橋。1895~1900年の架設で、19世紀末の名橋の一つである。橋長107メートル、幅員40メートル。主橋体は鋳鋼製の扁平な3ヒンジ・アーチで構成されている。橋の入口や橋体各部を飾る豪華な彫刻の美しさと、周辺環境との調和のみごとなことで知られている。橋梁技師レサルJean Résal(1854―1919)の作品である。

[堀井健一郎]

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