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廃兵院 はいへいいん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

廃兵院
はいへいいん

戦傷を受けて,生活能力を失った軍人を収容した施設。 1676年フランスのルイ 14世が,特定施設に収容し保護したのが始りという。日本では,日露戦争の際,1万 7000人の傷兵を出したことを契機に,1906年東京予備院渋谷分院に設置され,翌年豊島区巣鴨町に移転。傷兵の数に比し,収容能力 100人足らずという小規模なものであった。その後,厚生省所管の傷兵保護院と改称,第2次世界大戦の敗戦とともに廃止。

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世界大百科事典内の廃兵院の言及

【アンバリッド】より

…ルイ14世によってパリに設立された廃兵院。1670年から建築家L.ブリュアンによってセーヌ左岸に建設が開始され,74年中庭を囲む左右対称の病院として完成。…

【廃兵】より

…したがって,その起源は戦争の歴史とともに古いといってよい。フランスの廃兵院アンバリッドは17世紀に開設されている。しかし,日本における近代的な意味での廃兵の出現は,服役免除者と死亡者があわせて11万人にのぼった日露戦争以後のこととみるべきであろう。…

※「廃兵院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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