デジタル大辞泉
「アンジェ城」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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アンジェじょう【アンジェ城】
フランス西部のロワール渓谷にある古城の一つ。ロワール地方の小都市アンジェ(Angers)の中心部、メーヌ川に突き出た岩壁の上に立つ城塞で、ロワールの古城の中では最も東に位置し、かつフランスに現存する城郭の中では最古のものとされている。アンジェ駅から1kmほどのところにある。パリのモンパルナス駅からアンジェまではTGVで1時間30分ほどかかる。もともと、アンジュー伯が領地の防衛拠点として築いた城だが、1230~1238年にかけてフランス王ルイ9世が大規模な改築を行い、直径18mの円筒状の塔17基を有する、全長600mの堅固な城壁に囲まれた城となった。ヨハネの黙示録が描かれた中世最大のタペストリーがあることでも知られる城である。「シュリーシュルロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」という名称で、世界遺産に登録されている建造物の一つである。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報
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