20世紀西洋人名事典 「アンリブレッソン」の解説
アンリ ブレッソン
Henri Bresson
1904 -
フランスの写真家。
ノルマンディー出身。
本名Henri〉 アンリ〈Cartier‐Bresson カルチエ・ブレッソン。
画家アンドレ・ロートに師事し、文学をケンブリッジ大学で学ぶ。その後35ミリ判小型カメラの魅力を発見し、フォト・ジャーナリズムの道に入る。戦後写真家集団「マグナム・フォトス」をキャパ、シーモアらと起こした。「内面と外界が互いに交流した一瞬」をとらえる彼独自の写真美学を世に問い、’30年以来撮り続けてきた作品の集大成「決定的瞬間」(’52年刊)で世界的名声を得た。戦後まもなく我が国にも紹介され、多大な影響をフォト・ジャーナリズムに与えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報