トロルヘッタン(読み)とろるへったん(英語表記)Trollhättan

デジタル大辞泉 「トロルヘッタン」の意味・読み・例文・類語

トロルヘッタン(Trollhättan)

スウェーデン南西部の都市。イェーテボリの北約70キロメートル、イェータ運河沿いに位置する。19世紀後半に滝を利用した水力発電が始まり、航空機自動車などの重工業が発達した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トロルヘッタン」の意味・わかりやすい解説

トロルヘッタン
とろるへったん
Trollhättan

スウェーデン南部、イョータランド地方の工業都市。人口5万2823(2001)。ベーネルン湖北海を結ぶイョータ運河沿いにある。大瀑布(ばくふ)を利用した水力発電によって自動車、航空機などの重工業が発達している。19世紀後半にヨーロッパ最高の階段上の堰(せき)が完成してイョータ運河の開通をみ、ついで23万キロワットの水力発電所建設により急速に発展した。その後、堰は自動開閉式となり、月間1200隻の小型船が運行され、瀑布とともに観光客をよんでいる。

[中島香子]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トロルヘッタン」の意味・わかりやすい解説

トロルヘッタン
Trollhättan

スウェーデン南西部,エルブスボリ県にある産業都市。ベーネルン湖の南西端に近くイェータ川にのぞむ。イェータ川の水力を利用した発電所があり,スウェーデン南西部地方の電力需要をまかなっている。産業は重工業が中心で,機関車,ディーゼルエンジン,水力タービン,航空機,自動車などが生産される。人口5万 1217 (1992推計) 。

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