化学辞典 第2版 「イムノアッセイ」の解説
イムノアッセイ
イムノアッセイ
immunoassay
抗体を用いる定量法の総称.抗体は特異性が高く,かつ,莢雑物の存在下でも目的とする物質(抗原)を高感度で検出できるので,微量の生体成分の定量に適している.まず抗体を入手する必要があるが,それには抗原をマウスに注射し,単クローン抗体を作製する場合とウサギに注射してポリクローナル抗体(抗血清)を得る場合がある.ペプチドやサイクリックAMPなどの低分子で,それのみでは抗体ができない場合は,それらの分子を大きなタンパク質に架橋して高分子としたうえで,マウスやウサギに注射する.低分子部分はハプテンとよばれる.[別用語参照]ラジオイムノアッセイ,ELISA(エライサ)
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報