現代外国人名録2016 の解説
イルメラ ヒジヤ・キルシュネライト
Irmela Hijiya-Kirschnereit
- 職業・肩書
- 日本学者 ベルリン自由大学教授 元ドイツ日本研究所所長
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1948年
- 出生地
- コルンタール
- 別名
- 日本語名=日地谷・キルシュネライト,イルメラ
- 専門
- 現代日本文学, 日本学
- 学歴
- ハンブルク大学(日本学),ボッフム大学(日本学)
- 学位
- 文学博士(ボッフム大学)〔1975年〕
- 資格
- ヨーロッパ学士院会員
- 勲章褒章
- ドイツ連邦功労十字章, 旭日中綬章(日本)〔2011年〕
- 受賞
- ライプニッツ賞,人間文化研究機構日本研究功労賞(日本,第4回)〔2014年〕
- 経歴
- 5歳の時、日本の工芸品や日本画を見て感動し、日本に興味を持つ。以後、書物やペンパルを通じて日本文化について学び、高校卒業後、日本語と日本文化の本格的な研究を始める。1970〜72年早稲田大学、東京大学に留学。帰国後ボッフム大学(ルール大学)で研鑽を積み、’75年三島由紀夫の研究で博士号取得。’77年ボッフム大学講師。’80年私小説に関する研究で大学教授資格を取得。’85年一橋大学助教授、’86年トリーア大学日本学教授、’91年ベルリン自由大学日本学教授を経て、’96年ドイツ日本研究所所長に就任。欧州を代表する日本文学・日本文化研究者の一人で、ヨーロッパ日本研究協会会長も務めた。インゼル社刊行の「日本文庫」の編集に従事。著書に「Mishima Yukio’s Roman“Kyôko no ie”」(’76年)、「私小説―自己暴露の儀式」(’81年)、「日本文学を理解するとは?」(’90年)、「ハードボイルド・ワンダーランド―日本文学を読む」(2008年)、「日本人の何が残ったか―トランスカルチャー・翻訳・自己主張」(2013年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報