現代外国人名録2016 「イヴェットショヴィレ」の解説
イヴェット ショヴィレ
Yvette Chauviré
- 職業・肩書
- バレリーナ 元パリ・オペラ座バレエ団エトワール・教授
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1917年4月22日
- 出生地
- パリ
- 学歴
- パリ・オペラ座バレエ学校卒
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章コマンドール章〔1988年〕, フランス芸術文化勲章コマンドール章, フランス国家功労章グランオフィシエ章〔1994年〕, グランクロア章〔1998年〕, レジオン・ド・ヌール勲章グラン・オフィシエ章〔2011年〕
- 経歴
- 1931年13歳でパリ・オペラ座バレエ団子役となり、クニアセフ、グゾフスキーに師事。’36年プリンシパル・ダンサーとしてパリオペラ座バレエ団に入団。直ちにリファールに見出され、早くから主要な役を多数与えられる。’41年23歳で「イスタール」を踊ってエトワールとなる。この間、20歳で主役を演じたバレエ映画「白鳥の死」(’37年)は大ヒット、戦中・戦後の日本でも上映され、バレエ・ブームを引き起こした。’46年モンテカルロ・バレエ団に参加、翌年オペラ座に帰るが’49年退団、その後ミラノのスカラ座、英国のフェスティバル・バレエ団などに客演。’53年復帰。’63〜68年パリ・オペラ座付属舞踊学校(POBS)校長、’70年よりパリ国際ダンス・アカデミー校長。’72年55歳で現役引退。以後パリ・オペラ座バレエ団教授として後進の指導に当たる。代表的なレパートリーに古典の「ジゼル」、リファールの「イスタール」「レ・ミラージュ」「白の組曲」「影」、クランコの「美しきエレーヌ」、グゾフスキーの「グラン・パ・クラシック」「椿姫」などがあり、特に「ジゼル」はフランス的な繊細さとロマンチックな感性とにあふれたものといわれている。バレエ一筋の生活は「バレリーナへの道」として映画化されている。京都バレエ専門学校名誉校長。著書に「私はバレリーナ」がある。’97年に80歳記念ガラが盛大に挙行された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報