20世紀西洋人名事典 「ウイリアムウォルトン」の解説
ウイリアム ウォルトン
William Walton
1902.3.29 - 1983
英国の作曲家。
ランカシャー州オールダム生まれ。
父より音楽の手ほどきを受け、後にオックスフォードの聖歌隊学校で学んだが、作曲はほとんど独学であった。E.シットウェルの一連の詩に作曲した朗読と、1923年に初演の6人のアンサンブルによる「ファサード」などによって、作曲家としての地位を確立。初期の作品は、前衛的な作風であったが、やがて新ロマン主義的な作風を示した。’51年にはナイトに叙せられた。作品はほかにオペラ「トロイラスとクレッシダ」(’54年)、オラトリオ「ベルシャザールの響宴」(’31年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報