現代外国人名録2016 「ウラジーミルプーチン」の解説
ウラジーミル プーチン
Vladimir Vladimirovich Putin
- 職業・肩書
- 政治家 ロシア大統領,統一ロシア党首 元ロシア首相,元ロシア連邦保安局(FSB)長官
- 国籍
- ロシア
- 生年月日
- 1952年10月7日
- 出生地
- ソ連ロシア共和国レニングラード(ロシア・サンクトペテルブルク)
- 学歴
- レニングラード大学法学部〔1975年〕卒
- 学位
- Ph.D.
- 経歴
- 1975年からソ連国家保安委員会(KGB)に勤務し、’84〜90年主に対外諜報担当者として東ドイツで活躍。ソ連崩壊後、’94年サンクトペテルブルク第1副市長を務め、’95年“我が家ロシア”のサンクトペテルブルク地区代表。’96年6月ロシア大統領府に入り、総務局副局長、’97年3月副長官兼監督総局長、’98年5月地方問題担当の第1副長官を歴任。同年7月ロシア連邦保安局(FSB)長官に就任、’99年3月から国家安全保障会議書記を兼任。同年8月エリツィン大統領により首相代行、同月首相に任命、大統領後継に指名される。9月チェチェン共和国への軍事攻撃を指揮、強硬姿勢が支持率の上昇となり、12月ロシア下院選での与党・統一の躍進をもたらす。同月エリツィン大統領の辞任にともない大統領代行兼任。2000年1月独立国家共同体(CIS)首脳会議議長に選出。同年3月大統領選に初当選、5月新生ロシア第2代大統領に就任。7月九州・沖縄サミットで来日し、9月日本を公式訪問。2004年3月再選、5月2期目就任。2005年11月来日。2007年12月ロシア下院選挙で与党・統一ロシアの比例代表名簿第1位に記載され、同党を圧勝に導く。1990年代に混乱した経済を立て直した。2008年3月後継指名した側近のメドヴェージェフ第1副首相が大統領選で当選。5月任期満了で大統領を退任し、統一ロシアの党首(党議長)、首相に就任。2012年3月の大統領選で当選、5月就任。3期目の返り咲きとなる。2014年3月住民投票でロシア編入の賛成票が9割を超えたウクライナ南部クリミアをロシアに編入、国際社会からは武力を背景に他国の領土を奪う行為とみなされ反発を受ける。著書に自伝「プーチン、自らを語る」がある。柔道家としても知られ、2012年国際柔道連盟により8段の段位を授与された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報