…大気中の水蒸気が飽和し凝結して,微小水滴を作るとき,その中心となる液体や固体の微粒子。粒径によってエイトケン核(半径0.2μm以下),大核(半径0.2~1μm),巨大核(半径1μm以上)に,また吸湿性の有無によって吸湿性核,非吸湿性核に分けられる。凝結核の多くは,いろいろな種類の燃焼の結果生じる燃焼生成物,ケイ素を主とした地表面を起源とする土壌物質,海洋上の波しぶきや気泡の破裂によって生じる海塩粒子のほか,大気中の微量ガスが日射や湿度によって反応してできる粒子からなっている。…
※「エイトケン核」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...