エスリンゲン(その他表記)Esslingen

デジタル大辞泉 「エスリンゲン」の意味・読み・例文・類語

エスリンゲン(Esslingen)

ドイツ南西部、バーデン‐ビュルテンベルク州の都市。正式名称エスリンゲン‐アム‐ネッカー。州都シュトゥットガルトの南東約10キロメートル、ネッカー川沿いに位置する。旧市街には旧市庁舎をはじめ、木組み造りの歴史的建造物が多く残っている。古くからワイン生産が盛んで、同国最古ゼクト醸造所がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エスリンゲン」の意味・わかりやすい解説

エスリンゲン
Esslingen

正式名称はエスリンゲンアムネッカー Esslingen am Neckar。ドイツ南西部,バーデンウュルテンベルク州の都市。シュツットガルト南東,ネッカー河畔に位置する。8世紀末には集落をなし,1219年頃都市権を得た。肥沃なブドウ栽培地帯の中心地として,商業のほか繊維,皮革工業発達。 1360~1802年は帝国直轄都市。ドイツに現存する最古のドミニコ会聖堂 (1233~68) や3つの市庁舎 (1430頃,1746ほか) など歴史的建造物が多い。工業は機械,電気機器,羊毛紡績特色がある。人口9万 1685 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エスリンゲン」の意味・わかりやすい解説

エスリンゲン
えすりんげん
Eßlingen am Necker

ドイツ、バーデン・ウュルテンベルク州の都市。正称エスリンゲン・アム・ネッカー。人口9万(2000)。シュトゥットガルト南東部に隣接し、丘陵地帯を貫流するネッカー川の谷底平野に位置する。8世紀以降、同川の渡頭(ととう)集落として発達し、1212年神聖ローマ帝国直轄都市になり、ワイン取引で知られた。ネッカー川の分流を挟む旧市街には中世おもかげが残る。鉄道車両、機械、冶金(やきん)などの工業が川沿いの低地に立地する。

[朝野洋一]

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