エダウチチヂミザサ(読み)えだうちちぢみざさ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エダウチチヂミザサ」の意味・わかりやすい解説

エダウチチヂミザサ
えだうちちぢみざさ / 枝打縮笹
[学] Oplismenus compositus (L.) Beauv.

イネ科(APG分類:イネ科)の一年草。稈(かん)は斜上して高さ20~40センチメートル、基部近くの各節で太い不定根が出る。葉は披針(ひしん)形。10月ごろ、枝先に6~10本に分枝した花序をつける。小穂の長さは3~4ミリメートル、包穎(ほうえい)はともに直立してやや太い芒(のぎ)をもつ。伊豆七島小笠原(おがさわら)、九州から沖縄の林床に群生し、アジア熱帯に広く分布する。

[許 建 昌 2019年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android