20世紀西洋人名事典 の解説
エドワード ブラスウェイト
Edward Brathwaite
1930 -
バルバドスの詩人,歴史家。
ケンブリッジ大学で史学を学び、ガーナ、西インド大学で歴史を講義する。カリブ海芸術運動の中心的人物として文芸雑誌の編集、講演など幅広い活動を行っているほか、ジャズにも造詣が深い。ジャズ、カリプソ、レゲエのリズムを酷使して、カリブ人が奴隷として故郷アフリカから連れてこられた屈辱、暴力の歴史、自身のルーツの検証、新たな未来への希望を謳った。主な作品には詩集「通行権」「仮面」「島々」の三部作のほか、近作に「太陽の詩(1982年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報