ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エンジェル滝」の意味・わかりやすい解説 エンジェル滝エンジェルたきAngel Falls スペイン語ではアンヘル滝 Salto Angel。ベネズエラ南東部,ボリバル州中部にある滝。州都シウダードボリバルの南南東約 250km,カロニ川支流チュルン川にかかり,ギアナ高地中部のアウヤンテプイ高原縁からほぼ垂直に落下。1段の滝としては世界最大の落差といわれ,その落差 979m。脚部の幅約 150m。名称は 1935年この滝を発見したアメリカ人探検家ジェームズ・エンジェルにちなむ。周辺は密林地帯であるため,空中から最もよく見え,首都カラカスやシウダードボリバルから飛行機で見物に来る観光客が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「エンジェル滝」の意味・わかりやすい解説 エンジェル滝えんじぇるたきAngel Fall 南アメリカ、ベネズエラ東部、カロニ川支流にある世界最大の落差をもつ滝。スペイン語読みでアンヘル滝ともよばれる。高さ807メートル。プレカンブリア時代の水平な砂岩、珪岩(けいがん)の硬層からなる台地(現地ではテプイとよばれ、ギアナ高地に特有な地形)の縁辺部から数条に分かれて落下している。1935年アメリカのパイロット、ジェームズ・エンジェルに発見されたのにちなみ、その名がつけられた。この滝のあるカナイマ国立公園は1994年に世界遺産の自然遺産として登録されている(世界自然遺産)。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by