日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオチドメ」の意味・わかりやすい解説 オオチドメおおちどめ / 大血止[学] Hydrocotyle ramiflora Maxim. セリ科(APG分類:ウコギ科)の小形の多年草。茎は地上を長くはい、枝は立ち上がって高さ約15センチメートルとなる。葉は円形で光沢があり、浅く切れ込む。花は6~9月、葉より長い柄のある頭状花序につき、白色。北海道から九州の山野に普通に生える。朝鮮半島にも分布する。チドメグサより全体が大形であるのでこの名がある。またヤマチドメともいう。ノチドメH. maritima Hondaは本種に似るが花序の柄は葉より短い。[門田裕一 2021年11月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のオオチドメの言及 【チドメグサ(血止草)】より …日本の本州以南から熱帯アジア,オーストラリア,アフリカに分布し,インドネシアでは食用とされている。 野原や水田のあぜ道にはノチドメH.maritima Honda,オオチドメH.ramiflora Maxim.が多く,山地にはミヤマチドメH.japonica Makinoがある。【村田 源】。… ※「オオチドメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by