ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オニキオプシス」の意味・わかりやすい解説 オニキオプシスOnychiopsis シダ類シダ目ゼンマイ科に属する絶滅植物。中生代のジュラ紀から白亜紀前期に栄えたシダ植物で,現生のシダ類の一つであるオニキウムに似ていることからこの名前がつけられた。胞子嚢をつけていない葉を裸葉といい,その形は現生のタチシノブに似ているが,胞子嚢の形は今日のどのシダ類とも似ていない点で大きく異なる。日本ではこの時代の地層が広く分布する石川県などで見られる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報