おまはん(読み)オマハン

精選版 日本国語大辞典 「おまはん」の意味・読み・例文・類語

おま‐はん

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「おまえさん(御前様)」の変化した語 ) 対称江戸時代、おもに遊里ことばとして、芸妓や女郎が客に対して用いた。おもに大坂で用いたが、江戸でも芸妓が一部用いた。
    1. [初出の実例]「おまはん(お前様)がきさしったら見ておもらいもふそふと思っていた」(出典:洒落本・大通契語(1800))

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