デジタル大辞泉 「おまはん」の意味・読み・例文・類語 おま‐はん [代]《「おまえさん」の音変化》二人称の人代名詞。近世、大坂の遊里で芸妓などが客に対して使ったのがはじめ。「―もいらざる世話やき爺ぢぢいだね」〈滑・浮世風呂・三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「おまはん」の意味・読み・例文・類語 おま‐はん 〘 代名詞詞 〙 ( 「おまえさん(御前様)」の変化した語 ) 対称。江戸時代、おもに遊里ことばとして、芸妓や女郎が客に対して用いた。おもに大坂で用いたが、江戸でも芸妓が一部用いた。[初出の実例]「おまはん(お前様)がきさしったら見ておもらいもふそふと思っていた」(出典:洒落本・大通契語(1800)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例